歯について

乳歯の虫歯が歯並びに悪影響

乳歯(子供の歯)に虫歯があり形が大きく変わってしまったり、
歯と歯の隙間がなくなってしまうと、永久歯(大人の歯)が出てくる場所が
狭くなって永久歯の歯並びを悪くすることがあります。
ですから、乳歯の虫歯を放置せず出来るだけ早く治療を受けさせてあげましょう。

むし歯の原因

甘いものを食べたり、飲んだりしたらすぐにむし歯になるわけではありません。
むし歯になるには、色々な条件が必要です。
?プラーク(細菌)
?砂糖(糖分)
?宿主(歯、高温・多湿な環境)
?時間(飲食の回数)
これらが、重なって初めてむし歯になります。

つまり、むし歯になりやすい人は口に多くの回数、食べ物や飲み物を入れる人で、遅寝で睡眠不足、
朝に顔を洗ったり歯みがきをする時間がなく、食事も早食い、よく噛まずなどです。
よく噛むことで唾液が分泌され唾液により洗浄をしてくれます。

幼児食を進めるタイミング・・

あせってはいけません。

母子健康手帳には、離乳完了は12ヶ月から18ヶ月頃と記載されています。
しかし、奥歯が生え始めるのは平均で16ヶ月から17ヶ月頃からです。
生えても上下の奥歯が噛みあうまではよく噛めません。

奥歯が噛みあう前に硬いものを無理に与えてしまうと、
子供は噛む力を十分に育むことができず、噛まない、丸飲み、硬い物が嫌い、
偏食などにつながりやすく将来、肥満を招く原因ともなります。

離乳完了のタイミングをあせらず、子供と一緒に食べながら、
食べ方の様子を見て進めましょう。
楽しいやりとりが子供の唾液の分泌を促し、よく噛んで味わい、
五感を満たす食べ方ができる基礎になります。

                             

歯ブラシの正しいお手入れ方法

使用後の歯ブラシはよく洗いその後、よく水を切り乾燥させる。その時、ブラシ部分を上にして風通しのよい場所に保管しましょう。

歯ブラシの交換時期は、毛先が開いてきたら交換時期と言われています。毛先が開くとプラークの除去効率が悪くなります。    具体的に開いていない状態を100%とすると開いた状態では63%になります。また、長期間使用していると毛先の弾力がなくなることでもプラークの除去効率が悪くなるだけでなく、歯肉に傷を付けてしまいます。
歯ブラシの交換時期の目安としては、1ヶ月くらいと言われます。

フッ素配合の歯磨き粉の見分け方

フッ素が、配合されている歯磨き粉は医薬部外品になります。

●成分表示の薬用成分の欄に
  『モノフルオロリン酸ナトリウム』Na2PO3F
  『フッ化ナトリウム』NaF
  『フッ化第一スズ』SnF2
 と表示されています。

また、フッ素配合歯磨き粉に
  『むし歯の発生および進行の予防』
  『むし歯を防ぐ』
 と言った、効能・効果が記載されています。

歯が抜けたら牛乳に!!

事故などで、歯に強い衝撃で歯が抜け落ちたら合、歯を元の位置に植え直します。その時、歯の組織が生きているうちに元に植え直すほど良いと言われています。
その際、大切なのは歯の周りの『歯根膜』を乾燥させない、傷つけない様にすることです。そして、乾燥を防ぐ為にまずは、牛乳に入れておくことがなければ、生理食塩水もしくは口の中に入れたまま来院することが良いでしょう。また、歯が抜けるなど特に症状がなくてもしばらくしてから症状が出ることがあります。